過去は常に現在(いま)を裏切る(第二十八回)

迅さん、お気に入り登録有難う御座います〜！
秘密の日記でレスさせて頂きますね。

こんばんは、好きだと言ってるじゃないの、ハッハァ〜♪
世界です。

今日はかねてから溜まりに溜まっていた
ビデオテープの整理をしました。

いや、数年前からやらなきゃいけないと思ってたんですけどね。
何しろ量が量なモノで。

我が家は一家揃って
ビデオテープに何が入っているかという
タイトルシールを滅多に貼りません。

何故ならば、何度も使いまわしをするからです。
で、いい加減画質が落ちてきたら新しいテープを買う、と。
こういうサイクルな訳ですね。

しかし、中には消したくない内容のテープもあって
新しいテープを追加で購入したりする事も
珍しくありません。

そうなると

中には、一度見てそのままになっているものや
新しいテープを先に使ってしまい
古いテープに何が入っているか忘れてしまった等、
のトラブルも起こってくるワケです。

そんなことを繰り返しているうち
家には大量のビデオテープの山が出来上がっていました。

その量たるや凄まじく
積み上げたらイスカンダルまで届くんじゃないか？
位の量になってしまいました(誇張)

それでも、整理しないと後々厄介だと言う事で
今回、どこぞの政府より重い腰を上げたのです。

さて、期せずして独りビデオ鑑賞会の始まりです。

大半は、二時間ドラマや
劇場中継などの覚えのあるものなんですが
かなり古いモノもありました。

ダウンタウンの裏番組をぶっ飛ばせ(多分特番)やら
まだ、当時アイドル扱いの西村知美出演
スーパージョッキー(誰だこんなの撮ったのは？)
故逸見政孝さんが司会のクイズ番組
(タイトル失念)に至っては10年前だったりします。

そんな過去の遺物を見つけていくうち
俺は、とんでもない物を発見しました。

それは
俺が養成所時代にエキストラ出演した
某有名バラエティ番組のテープです(滝汗)

故あって、番組名は明かせませんが
大体、4年位前のものです。

驚きました。
正直、忘れたい過去の一つでして
ようやく記憶もぼんやりと薄れていた、今！
見つけてしまったのです。

内容はと言いますと。

その番組の人気コーナーの一つに
学生の少年少女が屋上等の高い所で
全校生徒や先生方にカミングアウトすると言う物が
あります。

それの芸能人スペシャルで優香(字合ってるかな？)
がギャラリーに主張する。
そんなコーナーで、優香が
スケベカメラ小僧どもに
「胸ばっか写真撮るなぁ！」
と文句を言うと言う奴でして
俺は、そのカメラ小僧の役でした。

当時は、今よりも30kg以上体重があり
見かけで抜擢されたのですが。
嫌な思い出です…

その日は夏で、結構暑く
朝から夕方頃まで拘束される現場でした。
確かロケ弁は無し。
待機中はロケバス内と収録現場の往復
しかも、番組側から渡されたカメラは
無意味な望遠レンズ付きでかなり重いんです。

俺らの出番はあくまで優香のコーナーですから
それまではじっと待機していなければいけません。
さらに、我々はあくまでカメラ小僧ですから
エキストラである事を悟られてはいけないのです。

夕方五時頃
収録はかなり押していた為
既に待機時間で俺は疲れが来てました。
そしてようやく本番。

しかし、ギャラリーに阻まれ、我々は所定の位置に
到着できませんでした。

急遽、番組スタッフの指示で
ギャラリーの間を縫って最前列へ移動する事に
周りのギャラリーにはバレバレです。

重いカメラを持っての移動
しかも、夏場。
汗も大量にかいてます。

そんな我々に
ギャラリーから冷ややかな視線が突き刺さり
挙句の果てには

「キモい」だの「汗臭い」だの

言われ放題です。

ほっとけ！
こっちゃ仕事でやっとんじゃぁ！！

心の中はブチキレ状態。
しかし、エキストラとは言え
プロを目指す人間です。
じっと我慢をしていました。

やっとのことで地獄の収録が終わると
我々はロケバスへ一目散。

すると、何を思ったのか
一部の○ャ○ーズファン達が
我々の乗るロケバスを勘違いして追ってきたのです。

おそらく、メンバーの誰かが乗っていると思ったのでしょう。
しかし、乗っているのは
○ャ○ーズとは程遠い
カメラ小僧のエキストラ集団です。
運転手さんがそれを説明しても誤解は解けず
彼女達は追ってきます。

ロケバスを囲まれようものなら
大変な事になります。
急遽ロケバスは発進し、彼女達を撒く事にしました。
そのまま走りつづける事数分。
収録現場が駅前だった事と
夕方の混雑でスピードが出せないために
中々撒く事が出来ず
必死の形相でプレゼントらしき物を持った女の子に、
我々は追い掛け回されたのです。

そんな恐怖の思い出が鮮明に甦り
今日はとても不快な気持ちで過ごしたのでした。