今、そこにある危機のその先に(第二十九回)

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こんばんは、落書きの教科書と外ばかり見てる俺♪
世界です。

今日は久々に真面目モードで行ってみましょう。

俺は、最近よく考える事があります。
と言っても、俺は馬鹿ですし
そんなに大した事じゃありません
皆さんも、考えた事があるんじゃないでしょうか？
そんな方には

「今更何言ってんだ？」

と思われるかも知れませんが
まぁ、しばしお付き合いを。

「食物連鎖」と言う奴は皆さんご存知だと思います。
俺が学校で習ったのはかれこれ五〜六年前ですので
少々間違っているかも知れませんが
植物は草食動物に食われ、草食動物は肉食動物に食われ、それはやがて土に返り、植物の養分に…
と言う生命のサイクルの事です。

地球上のほぼ全ての生き物は
この自然のルールに従って生きています。
その上で、大抵の生き物には
天敵という者が存在し、生命のサイクルを
絶やす事はありません。

そこで考える事。

人間の天敵って何なのでしょう？

人間は元々群れをなす動物です。
したがって、単体の能力では
それぞれに特化した動物には及びません。

しかし、人間が作り出した「道具」を
人間の能力として捉えた場合
人間に勝てる生物は居ません。

極端な意見になりますけど
核の直撃に耐えうる熊なんていませんし
戦車砲をくらっても、びくともしない鳩
なんてのは、存在しません。

不治の病や、未知のウィルス
大自然の反乱、個人の利益の為の戦争等
現状で考えられる脅威は
この程度でしょうか？

それらはきっと、いつか
何らかの解決の糸口が見つかるでしょう。
例え、それが見つからなかったとしても
現状で考えられる脅威は
人口の急激な増加を
食い止められる程のモノじゃありません。

生命のサイクルに於いて
一つの生命が増えすぎると言う事は
その他全ての生命に影響します。
現在の人口の増加は
自然のサイクルには危険な所まで
来ているような気がしてなりません。

今、世界(俺じゃありませんよ)には
異常な殺意の連鎖が満ちています。
「人を殺す経験がしたかった」と
見ず知らずの他人を殺害した少年
互いの正義の名のもとに、膨大な命を
戦争に奪われる国々
トレンチコートに身を包み
クラスメートや教師を撃ち殺した少年達

人間の敵は同じ人間
そう言われる時代がいつかくるかも知れません。
或いは、もう来ているかも…

でも、人間はそれを乗り越えられる。
いつか、必ず。
そう信じています。

そこで、俺は考えるのです。
その先にあるモノは何なのか？

人間の敵が人間となる時代の先には
何が人間の前に立ちふさがるのか？
そこなんですよ、考えるのは。
まさか、宇宙人だとか怪獣だとかが出てくるとは
思いませんけどね。

一つの物語りを考えるように
そこが知りたい。
俺はきっと、見る事は出来ないでしょうけど。

そんな、答えの無い問題に
ふと、時間を忘れてしまうのでした。